しましまパンツマン
「泊まっている、ゆるキャラはどうだね?」


大二郎さんはすれ違いざま尋ねました。


「今日は臭くないみたいです」


「そうか……」


大二郎さんは言いながら本皮の黒手帳から、名刺を取り出し、イチノちゃんに手渡します。


「変わったことがあったら連絡しなさい」


「はい」

名刺を受け取り、お辞儀をしイチノちゃんは席につきました。



「♪どこの誰だか知らないけれど、しましまパンツをはいている」


突然、携帯電話の着信音が響きます。


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