しましまパンツマン
「今日は、よばれにきたのではなくて、その……」


「まあ、座って。お冷やでも飲んで、落ち着きや」


すっかり息のあがっているメーイさんにコップにミネラルウォーターを入れてすすめます。


「あ……ありがとう」

一口、ふた口、口にして、ふーっとひと息ついたメーイさんは「ごめんなさいね、忙しい時間に」とひと言。


「実はね、今からコルキさんの旅館に行こうと思うの」


「あー。コルキ姐さんの所に泊まってる、ゆるキャラのことを調べに?」


「!?ゆるキャラが泊まっているの?」


「一昨日から泊まってるで」


「変わった様子は?」


「何や、えらい悪臭するてコルキ姐さんが難儀してはって」


「それで?」


「アスうさぎさんとこの手作り石鹸で昨晩、力づくで洗ったって聞いてるけど、今日はどうやったんかは知らんな~」


「……」

メーイさんは腕組みをして考えこみました。


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