狛犬に好かれました。
「琴音……」
「何?」
「乳、欲しい……」
さっきのお茶欲しい的な感じでさらりと言うチカゲに、私は頬を真っ赤に染めた。
「その言い方やめてよ。恥ずかしいから」
「じゃあ、なんて言うんだよ」
「神様の力ください……とか?」
「長げぇ」
どんどん迫りくるチカゲに私も後退していった結果、部屋の隅に追いやられてしまった。
「早く」
「いっ……」
嫌だと言えない私に、チカゲは勝手にブラウスのボタンを外しだす。
ブラをずり下げ露わになるふくらみの先端を口に含んだ。
「……ぁん………」
体が強張る。
すると、すぐにそこから唇を離した。
不思議に思うと、不服そうな顔をするチカゲの姿が目の前にあった。