狛犬に好かれました。



「今度は、俺からやるよ」



すると、不意に唇を奪われた。



それはそれは強引に……


位は下のはずなのに主導権は俺だと言わんばかりに唇を貪っていく。



私は、禁断の果実を食べてしまったような刺激的な感覚に酔いしびれる。



こんなにも過激な口づけに私がついていけるのは、彼のどこかに優しさを秘めているのを知っているから。







ねぇ、チカゲ……



今ならチカゲの言ったこと分かるような気がするよ



神様の力を授けるその行為……



絶対なる信頼関係で成り立ってるって……






私もチカゲとそんな関係を築いていきたい……







【END】


< 22 / 23 >

この作品をシェア

pagetop