狛犬に好かれました。
あれ狛犬、変貌
私は必要な荷物だけを詰め、あの神社に向かった。
社の襖をそろりと開ける。
「狛犬くんたち、いる?」
「あっおねえちゃん……」
背中合わせにへなへなと力なく倒れ込んでいる2人。
「えっ!ちょっ、どうしたの?」
「もう、限界かも……」
私は2人を抱きかかえる。
「おっぱい、頂戴……」
はい?
「実態でいるには神様の力が必要なの」
「以前、神様から頂いた残りがもうないみたい」
はぁはぁと息を切らしながらも、必死に説明をする。
胸を押さえるその姿は、私に重苦しさを感じさせた。
ちらりと自分の胸に目をやる。
数分の間、目の前で悶える2人と交互に見合わせた。
あーもうっ!
結局、私は自分で服を捲りだした。
2人にふくらみを近づけると頂きに吸い付いてきた。
「……っん……」
得体の知れない何かが吸い取られている感じがした。
段々と、意識が朦朧としてきて、体が重力に逆らえずそのまま倒れこんだ。