狛犬に好かれました。
「よく見てな」
金色の光に包まれたと思うと、次には、私の目の前に先ほどのちっちゃな狛犬2人が現れる。
「おねえちゃん」
2人が私に抱き着くが、次の瞬間には抱き着いているのは銀髪のアイツに変わった。
「こっちが本来の俺」
あまりの出来事にもう開いた口がふさがらない。
ニヤニヤとアイツは笑みを浮かべる。
「ひっどい…。騙したのっ!」
「騙される方が悪い」
「狛犬が化けるなんて聞いてない」
「化けるっつーか、年齢変えただけだなっ」
「………」