続・雨の日は、先生と
ガムテープを持ってきて、ネコ用の出入り口を塞いだ。
ささやかな抵抗かもしれないけれど、何もないよりはマシだ。
覗き穴も塞いだ。
すると、また電話が掛かってきた。
執拗に鳴り続ける電話。
絶対に出ない。
出るものか。
あまりにも鳴り続けるから、私は電話の上に毛布を掛けた。
それで、音は大分小さくなった。
気にならないわけはないけれど。
そして、先生にメールを打つ。
陽さん!
今日の帰り、買い物をしてきてくれませんか?
出来れば、1週間分くらい。
よろしくお願いしますm(__)m
唯
しばらくすると、返信が来た。
唯
急にどうしたの?
分かった。買い物をして帰るよ。
陽より
ほっと息をつく。
ねえ、先生。
ごめんね、先生。
もう少し闘わせてほしいんだ。
先生に頼るのは、自分で頑張っても駄目だったときにするよ。
いつも、先生に助けられてばっかりだから。
自分で立てるようにならなきゃ。
だって、もう大人なんだし。
私はきゅっと唇を結ぶと、鳴り続ける受話器を睨みつけた。
ささやかな抵抗かもしれないけれど、何もないよりはマシだ。
覗き穴も塞いだ。
すると、また電話が掛かってきた。
執拗に鳴り続ける電話。
絶対に出ない。
出るものか。
あまりにも鳴り続けるから、私は電話の上に毛布を掛けた。
それで、音は大分小さくなった。
気にならないわけはないけれど。
そして、先生にメールを打つ。
陽さん!
今日の帰り、買い物をしてきてくれませんか?
出来れば、1週間分くらい。
よろしくお願いしますm(__)m
唯
しばらくすると、返信が来た。
唯
急にどうしたの?
分かった。買い物をして帰るよ。
陽より
ほっと息をつく。
ねえ、先生。
ごめんね、先生。
もう少し闘わせてほしいんだ。
先生に頼るのは、自分で頑張っても駄目だったときにするよ。
いつも、先生に助けられてばっかりだから。
自分で立てるようにならなきゃ。
だって、もう大人なんだし。
私はきゅっと唇を結ぶと、鳴り続ける受話器を睨みつけた。