続・雨の日は、先生と
次の日は、近くの産婦人科に行って。
妊娠が、確定した―――
帰り道、一人でとぼとぼ歩く。
先のことを考えると、不安でいっぱいだった。
だけど、私にはお母さんがいる。
そして、准一さんというお父さんも。
二人は、一通り経験している人生の先輩でもあるのだから。
きっと、私のことを誰よりも支えてくれるだろう。
―――陽さん、でもね。
でも、私まだ、陽さんのこと信じてるよ。
きっと、必ず迎えに来てくれるって。
信じてるよ。
陽さんと過ごした日々は、こんなにも揺るぎない愛を、私の中に育んだ。
お腹に宿った、小さな小さな命だって。
二人の愛の、結晶のはずなのだから。
ねえ、陽さん。
戻ってきてよ。
迎えに来てよ。
私から探しにゆくことは、不可能なのだから―――
妊娠が、確定した―――
帰り道、一人でとぼとぼ歩く。
先のことを考えると、不安でいっぱいだった。
だけど、私にはお母さんがいる。
そして、准一さんというお父さんも。
二人は、一通り経験している人生の先輩でもあるのだから。
きっと、私のことを誰よりも支えてくれるだろう。
―――陽さん、でもね。
でも、私まだ、陽さんのこと信じてるよ。
きっと、必ず迎えに来てくれるって。
信じてるよ。
陽さんと過ごした日々は、こんなにも揺るぎない愛を、私の中に育んだ。
お腹に宿った、小さな小さな命だって。
二人の愛の、結晶のはずなのだから。
ねえ、陽さん。
戻ってきてよ。
迎えに来てよ。
私から探しにゆくことは、不可能なのだから―――