紅茶部に栄光あれ!
「そんなこと知りませんでしたよ。」

…へ?

「先生が流先生の事をずっと見てたから何か疚しい事がないかな~とか考えてただけです。」

こ…この野郎…。俺は拳を振り上げる。

「せっ先生。落ち着いてくださぁい!」

高橋さん…。そうだ。俺は教師だったのだ。俺はとりあえず自分を取り戻したので手を下ろす。当の春日はしれっとしている。腹立つな。

「部活は正式には週2日ですが基本は毎日やってます。先生もできる限り来てください。」

なんてしれっと言いやがる。対抗する術を持たない俺は、

「分かった。」

と言ってうなだれた。
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