Forever
屋上へ行くと雨の中、ぽつんと上履きが置かれていた

まるで…私みたい

汚くて、泣いている上履き

1人…孤独…
そんな言葉が似合う

上履きを拾うと、いきなり背中を押され、前のめりになった

「きゃっ」

膝からは大量の血

「きったねぇな!ブス!
さっさと死ね」

唇を噛み締めた

いつものことだ、耐えろ

自分に言い聞かせた
< 20 / 51 >

この作品をシェア

pagetop