君との時間
僕は・・・
僕の役目は、
君達家族の思い出を残す事。
残す方法は、
写真として。
でも、僕1人では残せない。
誰か1人が僕を使わなければ、
写真を残すことが出来ない。
そう、僕は人間ではなく
カメラなんだ。
カメラが心を持ってるなんて
おかしい?
不気味?
気持ち悪い?
そう思われると、傷付くかな…
でも、僕が心を持っている事は
変な事じゃないんだ。
特定の[物]にだけ心が宿る訳じゃない、
大切にされてきた[物]に心が宿るって
僕は考えてる。
だから僕は君達家族に大切にされて
必要とされてる。
なんて、自惚れたりしてしまうんだ。
[物]なんかは…
何時か捨てられてしまうのに、
心をもったものの
現実をみせられるとちょっぴり悲しいかな。。。