君との時間

僕は・・・



僕の役目は、

君達家族の思い出を残す事。



 残す方法は、



   写真として。



でも、僕1人では残せない。

誰か1人が僕を使わなければ、

写真を残すことが出来ない。



そう、僕は人間ではなく




カメラなんだ。





カメラが心を持ってるなんて


おかしい?
不気味?
気持ち悪い?



そう思われると、傷付くかな…



でも、僕が心を持っている事は

変な事じゃないんだ。



特定の[物]にだけ心が宿る訳じゃない、

大切にされてきた[物]に心が宿るって

僕は考えてる。

だから僕は君達家族に大切にされて

必要とされてる。

なんて、自惚れたりしてしまうんだ。



[物]なんかは…

何時か捨てられてしまうのに、

心をもったものの

現実をみせられるとちょっぴり悲しいかな。。。

< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop