君のことが大好きで。
とりあえず、玲を無理矢理自分の席に座らせた。




今日はなぜだか一日が早かった気がする。




玲にあんなこと言われたから意識してしまったではないか。




ちらりと優樹を見る。




優樹の横顔はとても綺麗で…




じゃなくて!




手紙、渡さなきゃ。




私の理想は、帰るときに優樹の机の側を通って手紙を置いて、優樹が「?」ってなってるときに「帰ったら見てね。」って自然に帰り、友達と話しにいくパターン !




我ながらにいい案だと思う。




よし、では実行だ!!!!




優樹の机の側に行って…側に…行けません。




私は優樹の方はむいているものの足が動かない!




もうどうしたらいいの!




「優樹、行こーぜ。」




「おお。」




いつの間に一緒に帰るまでに仲が良くなったのかは知らないが、率が優樹を呼んでいた。




あぁ、もう今日はダメだな。




最後に優樹を見ようとしたら、率と目があった。




率は目が合うと、顔を赤くして下を向いてしまった。




そして、優樹と一緒に出ていってしまった。




え?待って。私、そんなに鈍感な訳じゃないよ?




あんな反応されたら誤解しちゃうよ?









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