君のことが大好きで。
そりゃそうだろう。皆、次の学活の時間のことで盛り上がっているんだから。


私は時計を見た。



今は2時30分だ。授業開始は35分からだからあと5分もある。



残りの時間をどう過ごそうか…本でも読んでいよう…



私は机の中にある本を取り出した。いや、正確には取り出そうとした。



「ひかり!次楽しみだねぇ。」



私は反射的に出しかけていた本を机の中に戻した。



「そうだね。」




私は作り笑いで答えた。




「だよねー!だって待ちに待った席替えだよ!ひかりと近くが良いなぁ。」




私はハハハと苦笑いをした。
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