君のことが大好きで。
「だよねー!これ本当私大好きなの!この主人公がさぁ……」




話しかけてハッとした。





私は本が大好きすぎて本の話になるとついつい情熱的になることがある。





やばい。





そう思って小口優樹を見ると驚いたように目を丸くさせている。





「あ、ごめん。つい…」




私は反射的に謝った。




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