また、いつか。
先に着いたゆうじさん達のところに合流した。
「ゆきーっ!」
ななはゆきに抱きつきに行った。
まるで、久々に会うかのように。
あたしは、それを眺めていた。
「さ、行こうか?」
まさきさんに言われ、あたしも飲み屋さんの場所へと歩き始めた。
細い路地裏をまさきさんと並んで歩く。
嬉しかった。心がほっこりした。
途中、車が通る時があった。
「あ・・・」
端に避けなきゃと思った時、まさきさんがわざわざあたしの道路側に来て車から守ってくれた。
え・・。
「危ないよな、狭い道なのにな?」
あたしは、まさきさんに思いを寄せ始めた瞬間でもあった。