関東最大ボーイズチームのマスコットになりました~ヤバい人たちに愛されまくり

あの『R』に連れてってもらうことは、そんなに特別なことなの?

そりゃ、きっとキョーヤは遊んでる人たちの間ではすっごく有名人なんだろうけど……

でも、たった数時間、クラブに行っただけだよ?

こんな、ハチの巣をつついたような大騒ぎになるなんて……

「どういう事よ」

大村さんがまた、眉を釣り上げる。

「あんたどうやって『レイブ』のトップと知り合ったの?
絶対におかしい」

絶対におかしいはこっちのセリフなんですけど!


「答えなさいよ! どうやって知り合ったの」

どうやって知り合ったの……って

地下道で夜中にダンスしてたら、攫われた、んだよね。

「キョーヤが声かけてきて……」

「ウソついてんじゃねーよ!」

大村さんが腕を振りかぶった。

殴られる!
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