ドロップ缶
「失礼ね。イケメン好きっていいなさい。」
「そっちの方がどうかと思う」
なんて馬鹿ないいあいをしてるうちに担任が入ってくる。
みんな余韻を残しながらも席に着いていく
それにしても
(黒龍、ね。)
2年前、黒龍の姫が行方不明になった。
いまも捜索しているそうだか、見つからないのだとか
現在の黒龍の総長であるやつの彼女だとか、噂のある子だったらしい。
裏であったイジメに耐えられなくなったらから逃げたとか、暴走族というところに塀癖したのかいろいろ言われていたが本当の意味はわからないらしい
(仮にも族の姫してたんだ、彼らから逃げるのに生半可な気持ちで動いてないだろう。見つからないと思うけど。)
とにかく、彼らは姫を探すのに必死な訳だ
ぼーとしてる間に授業が終わってしまった。
放課後、ナナミは彼氏とデートらしいので一人で帰宅。
しかも今日は委員会が伸びたためもうすっかり外は暗くなっていた
(だるいな。今日は父さん会社の飲み会らしいし、ゆっくり帰るか)
もう、夕飯つくるのも面倒のでコンビニ弁当にしよう。