君がのこしたもの
その授業中の事だった。
「あっ、やばっ!教科書忘れた…ごめん中嶋、見してくれねぇ?」
「あっ、いいよ。机くっつけよっか。」
「ごめん、ありがとな。」
雅史の隣の席は友梨だった為、雅史は友梨に教科書を見せてもらった。
その時間はまるまる一時間、雅史と話し続けたようなもので。
楽しくてこの時間だけ由里の事を忘れていたくらいだ。
「ねぇ?友梨。雅史君と何話してたの?」
「ん?昨日のテレビの話とか♪雅史君って意外に私と気が合うからびっくりしちゃって、ほとんど授業聞いてなかった……」
友梨の話が止まった。
由里の顔色が暗い。
「私だって、雅史君とたくさん話したいよ。あたしが雅史君の事好きって知ってるのにどうしてあたしの目の前で、平気であんな風にできるの?」
「そ、それは……ごめん。」
「あっ、やばっ!教科書忘れた…ごめん中嶋、見してくれねぇ?」
「あっ、いいよ。机くっつけよっか。」
「ごめん、ありがとな。」
雅史の隣の席は友梨だった為、雅史は友梨に教科書を見せてもらった。
その時間はまるまる一時間、雅史と話し続けたようなもので。
楽しくてこの時間だけ由里の事を忘れていたくらいだ。
「ねぇ?友梨。雅史君と何話してたの?」
「ん?昨日のテレビの話とか♪雅史君って意外に私と気が合うからびっくりしちゃって、ほとんど授業聞いてなかった……」
友梨の話が止まった。
由里の顔色が暗い。
「私だって、雅史君とたくさん話したいよ。あたしが雅史君の事好きって知ってるのにどうしてあたしの目の前で、平気であんな風にできるの?」
「そ、それは……ごめん。」