君がのこしたもの
急に由里の顔は明るくなった。


「なーんて、そこまで気にしてなんかないよっ♪あたしが臆病なだけなんだし!」



「ああ…なんだびっくりしたぁ。って、臆病だったら全然話し掛けたりとかも出来ないはずじゃん!由里は臆病なんかじゃないよ!」



「ありがとう…友梨は優しいね。」




何かが胸につっかかった。
思い返してみれば由里は最近ずっとこうだ。



「今朝も言ってたね…それ。」


「あっ、あれそうだっけ!?ごめんっ!!」










本当は分かってて言ってるんじゃないのかなぁ…
こんな事で疑う私がいけないのかもしれないけど…












今はただ



君とのぬくもりを




いつまでも感じていたい。













ただ、それだけ。





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