君と私の40日 【執筆中】
第二章

◇10年越し



ザン・・・ザザン・・・


優しい音で目を覚ますと、そこは海だった。

あの時と変わらない、美しい海。



「え?!なんでこんなとこに・・さっきまで部屋にいたのに」



やっと状況をつかめ、少し反応の遅れたリアクションを取ると辺りを見回す。



やっぱり海だ。



床じゃなく砂だし、前にあるのは青。真っ青な海。


しばらく来ていなかったけど全然変わってない。


ゴミひとつ、落ちていない。



これは、夢?


そんなこと・・あるわけないよね。


もうこんなところ早く帰ろう・・。


< 28 / 47 >

この作品をシェア

pagetop