君と私の40日 【執筆中】
第二章
◇10年越し
ザン・・・ザザン・・・
優しい音で目を覚ますと、そこは海だった。
あの時と変わらない、美しい海。
「え?!なんでこんなとこに・・さっきまで部屋にいたのに」
やっと状況をつかめ、少し反応の遅れたリアクションを取ると辺りを見回す。
やっぱり海だ。
床じゃなく砂だし、前にあるのは青。真っ青な海。
しばらく来ていなかったけど全然変わってない。
ゴミひとつ、落ちていない。
これは、夢?
そんなこと・・あるわけないよね。
もうこんなところ早く帰ろう・・。