君と私の40日 【執筆中】
「行きたかった・・・」
私はがっくり肩を落とす。
「もしかしてチイちゃんしか見えてないのかな?」
悪びれもなく後ろでそう言う麦くん。
「私、にしか・・?」
麦くんに向き直ってそう訊く。
「うん、一応幽霊だからね。これでも」
「ないないない!!だって私、霊感ないよ?!」
「うーん・・・だって見えてるでしょ・・?」
「それは、そうなんだけど・・!!」
謎は深まるばかりで私達はちょっと考え込んだ。
自分以外、見えない。
なんだろう?このくすぐったい感じ。
ずっと会いたかった麦くんが目の前にこうしている。