育ち盛りの僕達ですし、かっこいい事はしてみたいのよ。そして、恋の形は人それぞれって事なんだよね。

「お前な、バカか~」

「えっ!?」

タケは素早く、私の腕の中から箱を取った。

「普通は俺が持ってくの。俺が何も持たないなんて、カッコ悪いじゃんか~」


ニコッと無邪気な笑顔を向けられ、私の心臓は飛びはねた。


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