せつな
★ERIKA★


ビックリした。

店のなかで、急に、


キス……され……た。

驚くしかなかった。

だって、だって、ずっとスキって思ってた人に、キスされたから。


嬉しかった。すごくすごく。


でも、それから、流星先輩は、無言のまま出ていった。


雑誌売り場に取り残されたあたしは、ただ、呆然としていた。


人の目なんて、気にする余裕もなかった。





ただ、流星先輩を、手に入れたいって気持ちは、ぐんぐん広がっていった。




でも、その時は、まだ知らなかった。



あなたの秘密。
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