月城学園の番外編
冬哉and鈴美の学生時代 ー大学編ー

side冬哉

何時もの様に鈴美の家に迎えに行く。

俺と鈴美は志望大学にストレートに合格。俺は主席をとり、鈴美は次席を取った

一緒にいることが多い上、俺と鈴美の右手薬指に指輪しているからあっという間に付き合ってる事は大学内に広がった。

まぁ、これで鈴美に手を出す奴はいないからいいけど、

鈴美の家に着いて、ガラガラっとドアを開けると(チャイム無しでいいと言われたから。)

「鈴美ー行くぞー」と声をかけた。少しすると、トットットって小走りに鈴美が来て

「おはよう♪冬哉。」

「おはよう、鈴美。…行くか。」と言って鈴美のカバンを持つと空いてる手で鈴美の手を繋ぐと大学に向かった。

大学へは電車の急行で3駅程度。混雑した電車内で鈴美を庇いながら駅に到着。

降りて駅構内を出てから徒歩10分位で付く。

歩いていてふと、鈴美を見てみると、こんなに身長差ってあった?って思う。…中学時代身長差は10㎝位だったが今は俺が185㎝だから鈴美が165…位だから大体20㎝差か。

こっちを見て、「どうしたの?」鈴美が言うと

「ん?いや、こんなに身長差ってあったか?って考えていただけだよ」

「冬哉が伸びすぎ何だよ~」

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