月城学園の番外編
午後は遊覧船に乗ったり、色んなアトラクションで遊んだ。…そして夕方。
「颯斗先輩、良ければ最後に観覧車乗りませんか?…きっと景色がキレイですよ?」と時宮が言った。
「そうだな。…ここの名物だし。」心の中では、男と2人で観覧車なんか乗るなよ!!…けど
もう1つは告白する絶好のタイミングだと思った。…この瞬間に掛けよう。
そんな事を考えていた。
皆考えている事は同じ見たいで夕焼け見たさや恋人どうし2人きりになりたいやつのが多く、観覧車の順番待ち……結構ある。前にはざっと20組位か?
順番待ちの間とりとめの無い話をしていたが、順番が近付くにつれ会話が少なくなった。
時宮はそわそわとして、俺は告る事で頭が一杯になった。…時宮、俺のこの気持ち、受け止めてくれよ?
…だけどなんでそわそわするんだ?言ったのは時宮の方だよな?