月城学園の番外編
『冬哉はムリな事が分からないのか良くムリな事をする。…だから、その時は鈴美ちゃんがちゃんとムリだって言ってあげるんだぞ?』
─と、父さん、何を…─焦って言おうとすると
─はい!!お義父さん。…ムリしそうな時は叱りますね♪─
おいおい…楽しそうだな…後で何か仕掛けるか
『ははッ!鈴美ちゃんなら大丈夫だ。…でも、気をつけてね?…そんな事言ったら冬哉、何するか♪』
─と、父さん!!(お、お義父さん!!)─
『ははッ!!見事な事にシンクロしたね…それじゃまた。』と言って会話が切れた。
暫くして、
「変わって無かったね…」鈴美が言った。
「そうだな。…父さんがいたから、今の俺たちがいるんだし、父さんが出来なかった分、俺たちは長生きしような?…それが一番の親孝行だと思う。」俺が言うと鈴美は
「…そうだね。わたしもそう思う。」
「…帰るか。俺たちの家に。」
「うん!」鈴美は言ったけど、俺は…
「鈴美、さっき父さんに面白いこと言ったよね?」
「えっ!!え~と…それは…」焦ってる。楽しい!