月城学園の番外編

「ん。分かった。」そう言って俺はキッチンに材料があるか確認して、…買い出し行かないとダメか。

「足りない材料あるから買いに行くけど何か他に欲しいものはある?」と聞いてみた。

「ううん。大丈夫。行ってらっしゃい。」と鈴美が言った。

「行ってくる。」そう言って、スーパーに足を向けた。

ー数時間後ー

荷造りが終わり。

「お土産、買えなかったね…」と鈴美が言った

「ん?その事なら便が午後3時のやつだから速めにここ出て、便の時間までの間に買えば大丈夫。」幼馴染みを長年してきていたから大体鈴美の考える事は分かる。

「ここの後片付けは掃除屋に頼めば良いしな」
鈴美は嬉しそうに、

「ありがとう♪」と抱き付いてきた。…言ってる側からこれかよ…鈴美さ~ん。胸当たってるんですけどー。俺、また食っちゃいそうになるんで、離れてくれませんか~?と俺の心の声。

何とか押し止め、
「だから、明日起きるの早いからそろそろ寝るぞ?」と言った。



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