月城学園の番外編
「きっとそうだね!」ってわたしが言うと冬哉は微笑み、
「夕飯行くか。」と言ってわたしの手を握ってわたしのペースに合わせて歩き出した。(手を繋ぐのはわたしが転ばない様にするため。最初は肩を抱いてくれてたけど、お義母さんに目撃されてからわたしが恥ずかしいからって言って、結局話し合いの上手を繋ぐと言う所で妥協した。)
ー夕食後。寝室。ー
冬哉と横になりながらお喋りしていた。
「予定日は27だけど、なんか遅れそうだね?」って言うと
「そうだな…雪奏は相当元気に動いてるから…」とわたしのお腹を触りながら言った。ペコってキックだかパンチされた。
「…だね。すっごく元気。」
「元気なのは良いことだけど…俺は雪奏に速く会いたいな…」とボソッと呟いた。
「わたしも、会いたいな…」って言うとだんだん眠くなってきた。冬哉は微笑み、
「…もう寝ようか。」と言ってくれた。
「うん。お休み…」とわたしが目を瞑りながら言うと
「お休み。」と優しい声が聞こえた