忘れられない夏〜君との思い出〜
次の日―――

開会式が終わった。




「浦野君、夢叶に見せるだってね?」



「はぁ?なにが?」


「見てる人を感動させる野球だよ!」



開会式が終わり、明日の初戦に控えるために学校にいた時。


宮川が話しかけてきた。


感動させる野球ねぇ〜…


「…自信ねぇんだよ。」



あの日…


遊園地に遊びに行った日に、勢いで言ってしまった言葉。




できると思ってた。


自信もあった。


あの言葉を聞くまでは―…。


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