忘れられない夏〜君との思い出〜
『これから、松川学院高等学校対野桜高等学校の試合を始めます』



審判の力強い大きな声がこの、甲子園に響いた。


そして、試合開始の合図。


“お願いしますっ”


と両チーム大きな声で挨拶した。


野桜の選手が守備につく。


俺らは先攻。



俺、めっちゃ緊張するんだけど…。


初めて一番バッターがイヤになった。



「秀哉く〜ん、スカッとやってこいよ!」


敦志はいつも俺に絡んでくる。
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