忘れられない夏〜君との思い出〜
お母さんの言葉に頷いて、荷物を持ち、部屋を出た。



「お父さんは?」


「もう車に行ってるわ」



え?早いね。



そう思いながら、ホテルをでて駐車場に行くと、お父さんがいた。



「おー、夢叶。帰るぞ〜」


「あ、うん」


返事をしてトランクに荷物を入れて、車に乗った。


お父さんは、久しぶりに仕事を休みにして、最初から最後まで甲子園を見た。


仕事ばっかで野球を見ていなかったお父さんは、機嫌が良い。


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