忘れられない夏〜君との思い出〜
「忘れない。自然に忘れる日をまつ」


そしていつか…秀哉以上に好きになれる人が現れたらいいな。って思ってる。




「でも…敦志が言っていたことは?」





転校したあの日、須坂君にいろいろと聞いた。



『親の都合で九州に転校しちまった。携帯も繋がらねぇよ。解体するって言ってた』


そう言われて、その場に泣き崩れた私を必死に真希が支えてくれた。


『なぁ、夢叶ちゃん。信じてやってよ、秀哉を』


そう静かに言われた。

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