忘れられない夏〜君との思い出〜
「高校三年の冬か…」



切なく、呟く秀哉君。



秀哉君がいなかった高校生活最後の冬。



私はずっと君を想っていたよ?



って…違うか。



忘れられなくて…、諦めきれなかっただけ。



「なぁ、夢叶」


「うん?なに?」



真剣な目をして言ってきた。



「ちゃんと…幸せ?」


「………え?」



どう…いう意味?



なんで、そんなこと聞くの?


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