忘れられない夏〜君との思い出〜
下駄箱に続く右の角を曲がろうとすると…


ドンッ!!


前方から来た人にぶつかってしまった。


転びはせず、軽くフラついたぐらい。


鞄は落ちてしまったけど…。


相手の男の人も転んでなく、私と同じでフラついただけだった。


よかった。


「わわっ!!ごめんっ。大丈夫っスか!?」


「あ、うん。すいません…」


深く相手に頭を下げる。


「こちらこそ。はい、鞄」


下に落ちてた鞄を拾って渡してくれた。


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