忘れられない夏〜君との思い出〜
「…聞いてないんだけど」


「え?うそぉぉお…」


私、真希に言ってなかったの?


びっくり。


「んで、返事は?」



「あー、保留させて言われた」


昨日のことを思いだしながら言った。


カチャン…。


なんの音?と思いながら真希を見ると、お弁当を食べている箸を落とした。


落とした本人は、箸なんか気にせず…目を見開いていた。


「…真希?」


「浦野君が?保留?ウソでしょ?」


なぜか、焦っている真希。


< 66 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop