忘れられない夏〜君との思い出〜
ふぅ…と息を吐いて、ヘルメットを被る。


バティグロをつけて、バットを持ち素振りする。


「頑張れよ、秀哉」


「宮長さん、ありがとうございます」


「緊張は…してなさそうだな」


もぉ、解けました!


「はい!早く打ちたくてしょうがないッス!」


そんな俺を見て、


「やっぱり、秀哉は秀哉だな」



笑いながら言ってた。


『一回の表
…一番 ショート浦野君』


どうでもいいアナウンスと同時に、左バッターボックスに入る

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