忘れられない夏〜君との思い出〜
審判のプレーボールの声で試合が始まった。


ピッチャーが落ち着いた表情で第一球投げた。





『―っストライク』


うん、いい球。


だいたい140後半の速さだ。


バッターボックスから片足だけ外し、監督のサインを確認する。


…特になにもない、か。


んじゃあ、好きにやっていいのね。


サードは肩強いって調べ済みだし…ファーストかな〜


なんて頭の中で理想をたててバッターボックスに入る。


成功しなかったら…次は普通に打つからやるぜ。


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