JUNK LAND【→】
一審では辛うじて検察側に軍配が上がり、判決は求刑通り【極刑】の審判が下ったのだが、被告側は当然のように上告。
二審では供述を大幅に変える展開となった。
当初、大筋で罪を認めていた被告がまさかの全面撤回。
事実を完全に否認し、加えて精神鑑定が被告を味方したのである。
後に、世論の目は弁護団の行動に“裏の動き”を垣間見る形となるのだが、酸いも甘いも知り尽くす一流の弁護には法の抜け穴を手繰り寄せる力がある事を見せつけられる展開となった。
結果、二審での判決は【無期懲役】と、被告に有利な判決として実質的な被告の“勝利”という形で幕を閉じたのである。