JUNK LAND【→】
スティッチは腕に女を抱きながら、NewsPaper(新聞)のある記事を見てニヤリと笑った。
(さすがに大したもんだ……こんなの奴しか居やしない)
そこに記載されてある人物は、恐らくは彼の唯一の友と呼べる男であった。
そしてGossip(噂話)ではあるが、あながちでっち上げのデマでもないのだろうと云う事が何となくわかった。
それは“彼”を見て来たからである。
常に野望を抱き邁進するその男の存在を知ったのは、HighSchool(高校)に入って間もない頃である。
とある雑誌に掲載されたコラムを読んで、惹きつけられたのだ。