JUNK LAND【→】

黒男が持つ『正義感』と云う才能は、異質な形で成長した。

およそ善悪の区別が分からない年齢で開花した才能は、ある種の付加価値をもたらせていた。

その“才能”を有意義に使用する為に“必要”な付加価値。

彼は極めて稀な程の、異常な知能指数(IQ)を授かっていた。

本来ならば、天才であるが故の才能の開花であるが、黒男の考えは違った。


「この才能(正義感)を実行に移す為に授かった道具(IQ)だ」


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