JUNK LAND【→】
人の欲と狂気は潜在的な位置に存在する。
“陰と陽”の“正と否”
この関係が不可思議でなく不可解だ。
─黒男の正義と偏った概念。
─スティッチの破壊癖と罪悪感。
─クレアの純心と依存、劣と悦。
─ノーラの社交性と自己中心的思考。
─吉行の虚無感と求愛願望。
─詩織の純愛と性欲。
─正人の鈍感力と無責任。
─サーの職癖の極。
─カムの先見の妙。
陰と陽が正と否と云う訳ではない。
しかし誰しもが心の中に陰陽を合わせ持ち、正否を区別しながら生きているような気がする。
意識して身に付ける事の出来ない“陰陽”が人を悩ませ苦しめるのではないだろうか。