JUNK LAND【→】

スティッチは他者に咎められる“破壊行為”は極力避けていた。

ましてや白昼、衝動的に生物(ウサギ)に手を掛けてしまったのは反省しうる材料になった。

精神力の抑止力を身に付けなければ破滅を産むのである。

より一層慎重さを重要視すると同時に、彼の意志による“破壊行為”とは少し違う形で、自ら破壊“される”道を選んだ彼女の行動は、彼に新たな開花をもたらした。




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