JUNK LAND【→】
観光客が訪れないリゾート内のmotel(モーテル)の一室で、クレアは何度目かの絶頂を迎えていた。
優越感と快感。
この二つのご馳走はクレアにとって何にも代え難い財宝であった。
快感を例に挙げると、単に行為そのものの満足だけではない。
彼はまるで、アイスキャンディがどの部分から“溶けて”行くのかを悟ったように舌を這わせ、溶け出した蜜を吸い取るように吸引して行くのである。
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