JUNK LAND【→】
目で見た残忍な行為──
耳で聞いた卑猥な言葉──
裏切りにも似た告白──
手に伝わる暖かい血と指に絡む毛の感触。
怯えながら首を振るノーラに、更にスティッチの言葉は続いた。
「ところで……、何故今する話かと疑問に思うかも知れないけれど……、クレアとは仲良くしてるのかい?」
もうノーラの頭はPanic(混乱)に陥っていた。
(クレア、クレア、クレア、クレア、クレア、クレア、クレア、クレア……?)
「君はRape(レイプ)で辛い目に遭った。でもノーラ、君は随分と“喘いで”いたみたいだね」
ドクン……とノーラの胸が鳴った。
「犯される事に快感を感じた君になら、俺の不可解な欲求も理解出来るだろ?」
その言葉を聞いた時、ノーラは我を忘れ、突発的に窓に向かって駆け出していた。
……反射的逃避。
そして自ら窓の外へ身を投げ出した。