JUNK LAND【→】

数十メートルの転落の間、ノーラの頭を支配した走馬灯はあの廃墟の一室の記憶である。

縛られ、身動きの取れない自分と覆い被さる二人の男。

その刹那、ノーラの心に去来した異なった感覚は、絶望と侮辱と快楽と優越。

どうしようもない状況下で自らの体を無心に求め、果てる男達。

汚されながらもあの手この手で与えられる刺激。快感。

隣で、ただ縛られるだけの“同じ女”への優越。

そこで開花した性癖……。

Gag(猿轡)を外された口から漏れたのは、


悲鳴ではなかった。


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