青く、高く、潔く
目の前には、小さな光の粒。
ダイヤモンドダスト ――。
突き抜けるくらいに高く、青い青い…空。
澄んだその空気と、照りつける太陽。
コールされる名前に、沸き上がる歓声。
「Taisei Yuuri !!」
高揚感は否めない、その中を……、
切り裂くようにして、
ボードを滑らせていく。
ゴーグルの下に、強かな野心に満ちた瞳を隠したまま ――
君は、空へと舞い上がる。
誰よりも高く、
誰も知らないその世界を。
未知なる夢の世界を…
切り拓いて。