ツンデレ彼氏をデレさせろ。
ーぐううううううう!
「あ…。」
お腹、鳴りました。
私の。
「ははっ!!!」
李斗は、爆笑。
私は、恥ずかしくて仕方ない。
「腹減ったの?」
「う、うん。」
恥ずかしがりながら、頷いた。
「メシ、食いに行こっか。」
「う、うん。」
私が頷くと、李斗は、
パッと私の顔から手を離して、
「んじゃ、行くか。」
歩き出した。
ーちぇっ。
キスして貰えるかと思ったのに。
ーと、思っていると、
「キス、して欲しかった?」
意地悪く李斗が訊いた。
「!!!!!
そ、そそそそそんなこと!!!」
「お預け♪」
そう言われました。
李斗って、
私の心見透かしてるよねって、
思うこと多い。
何でわかるんだろー。
ーなんて思いながら
李斗を追ってバス停まで歩いた。