ツンデレ彼氏をデレさせろ。
【李斗side】



「ってか、気にすんじゃねーぞ。」



「へ?何が?」



「あの糞女に言われたこと…。」



心配になって、朔にそう言うと。



「私、自信持つことにしたから!」



「ん?」



「だって、李斗は、
私を選んでくれたんだもん!
だから、
可愛くなくても、
綺麗じゃなくても、
ちんちくりんでも、
私は、私だから、いいやって。
こんな私だけど、
李斗が選んでくれたんだから、
自信持つことにする!」



そういう、笑顔の朔は。
誰よりも美しく輝いている。
自分では気付いてないんだろうな。



…まあ、言ってやらないけど。
コレ以上可愛くなってもらったら、
困る。



「…そ。」



そう言って、俺は朔の頭を撫でた。
くすぐったそうに微笑む朔。
…十分すぎるくらい、可愛いよ。



幸せすぎる“今”を十分に
噛み締めた。ーーーーーーーーーー






ーその後、
昼ごはんを食べた俺たちは、
ブラブラと店を回って、
朔の行きたがっていた
カフェに行って、
彼女の幸せそうな
ケーキを頬張る可愛い顔を
堪能してから、
俺たちは帰路に着いた。




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