ツンデレ彼氏をデレさせろ。
「本当にこのマグボトル
可愛いな、いいなって
思ってたんだ…。
あ、いつ買いに行ったの?
ずっと一緒にいたのに…。」
「さあ?いつでしょうね。」
「えーっ、教えてよー
気になるー!!」
ー何で、わかんねーんだよ、
俺が朔から離れたのって、
トイレ行った時だけだし。
「朔もいつ買ったか
わからないなんて、
まだまだだな。」
「そんなー!!
教えてよ!ケチーっ!!」
「ケチで結構。
自分で考えれば?」
「そんなー。」
ーそんな会話をしてたんだけど。
「ねえ、李斗?」
「ん?」
ー急に彼女の声色は、
真剣なものへと変わる。