ツンデレ彼氏をデレさせろ。
【李斗Side】
「オイ、そこの傍観者二人、
出てきやがれ。」
俺と朔のやり取りを
見ていた傍観者に俺は声をかけた。
「何で、ここにいるって
わかったんだよー。」
「そーだそーだ。」
ーすると案の定出てきたのは、
零斗と遼だった。
「オマエらなあ。
そんなに俺らを観察して
何が楽しい…?」
「「メッチャ面白い!!」」
「そりゃ、朔は、
アホだしバカだし
天然鈍感ボケだから…、」
面白いのは、わかるけど、
ーと言おうとして、遼に遮られた。
「汐梛じゃねーよ、
面白いのは、李斗、オメーだよ。」
「は?俺!?」
「メッチャ面白いよな?」
「本当面白い!」
ーと、遼と零斗。
何か、ムカつく。